なぜFSFは貢献者に著作権の譲渡をお願いしているのか

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Eben Moglen(Columbia大学ロースクール教授)著

歴史上ほとんどのフリーソフトウェア・プログラムはアメリカ合衆国の法の下 で最初に発表されてきましたが、アメリカ法の下では著作権を登録することに 手続き上非常に重要な利点があります。GPLによって伝達される幅広い頒布権 にも関わらず、著作権の行使は一般的に頒布者には不可能で、著作権者か著作 権を上とされている誰かのみが権利を行使することができます。著作権が主張 される著作物に複数の作者がいた場合、著作権の行使が成功するかどうかは作 者全員が協力できるかにかかっています。

私たちのすべての著作権が登録の記録やその他必要条件と適合することを保証 し、GPLの権利を最も効果的に行使できるようにするために、FSFはFSFのプロ ジェクトに統合されるコードを書いたそれぞれの作者に対して著作権の譲渡を お願いし、必要な場合には雇用上そのプログラマの雇用主に生じたあらゆる所 有権の主張が放棄されているという声明文(disclaimer)を提供して頂くことに しています。これにより、私たちはFSFのプロジェクトのコードすべてが、私 たちがその自由を最も効果的に保護でき、それによって他の開発者も完全に信 頼することができることができるフリーなコードであることを保証できるので す。


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翻訳は 八田真行 <mhatta@gnu.org>が行いました。

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Updated: $Date: 2005/05/05 19:37:12 $ $Author: novalis $